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ミヤケマイ《天の配剤》2020年 さいたま国際芸術祭2020 Photo: JUN YAMAMOTO人間は「ことば」によって語り、伝え、考える一方、「ことば」にならない感情を抱えて生きており、アートはそうした感情の震えをさまざまな方法で表現してきた。企画展「ミヤケマイ×華雪 ことばのかたち かたちのことば」では、「ことば」がもつ力、そして「ことば」にならない「かたち」に光をあて、ふたりのアーティスト、美術家のミヤケマイと書家の華雪を紹介する。
ミヤケマイ《天の配剤》2020年 Photo: Satoshi Shigetaミヤケマイは、日本の伝統的な美意識や工芸的手法を現代へと接続しつつ、作品を設置する場所の歴史や文化などの声なき声を拾い上げたサイト・スペシフィックアートを各地で発表してきた。本展では、港町・横浜という会場バレンシアガスーパーコピーの立地に合わせて、舟や水を使った大規模インスタレーションを展開。人間の営みにおいて、人が何を取り入れ、何を排出するのかという問いに向き合う。
華雪《木》2017年 ヴァンジ彫刻庭園美術館蔵 Photo: Kenji Takahashi一方で華雪は、漢字の成り立ちから自然と人間の関係性をすくい上げ、それを漢字一文字の書で表現している。加えて、その文字が現代に生きる自分といかにして繋がっているのかについて思索をめぐらせて文章に綴り、書とテクストによるインスタレーションとして発表してきた。本展では、人の根源にある自然に対する畏れを「木」という文字をヒントに再考。人が精神の奥底から「ことば」を取り出す「書く」という行為そのものとともに作品化してゆく。展覧会概要神奈川県民ホール2021年度企画展「ミヤケマイ×華雪 ことばのかたち かたちのことば」